Muni

Muni(ムニ)をつくった理由

皆さん、はじめまして。
株式会社unimuni代表の中島直樹と申します。

この度は数あるサービスの中からMuniというサービスを
ご覧いただいたこと非常に嬉しく思います。
初回は私がMuniを開発するに至った想いをお伝えしようと思います。

 

私のこれまでの経歴

(当時はアウトドアファッションにハマってました)

就職活動をしていた大学生の私は、大好きだった洋服を扱う仕事がしたいと思い
繊維系の専門商社から内定を頂きました。
どこに入っても大変なのは変わらないからと、選考に進んだのはこの1社のみ。
ビビッときた直感を頼りに進路を決めました。

(アパレル時代の写真は残ってなかった、残念。)

当時の夢は「25歳で自分の会社を立ち上げ自分のブランドをつくること」でした。
そのために入社後は目の前のことに一生懸命取り組んでいましたが
夢に近づけている実感がなく、「本当に自分は起業したいのか」もわからなくなってきました。
それを確かめるために一度全てリセットしようと決め、1年で退職を決意。

 

1か月家にこもり事業計画書の作成に着手するも、ペンが進まない。
「起業が自己実現のための手段ではなく、目的化していた」と気づき
起業はいったん諦めて、転職活動を開始。たまたま見つけたのが人材会社でした。
1年間自分が経験してきたことを活かせるのではないかと考え
株式会社ネオキャリアへの入社を決意しました。

 

「この会社では、営業成績1位を取るまで辞めない」
という強い決意をもって仕事に取り組みました。
入社後1年ほどで営業成績1位を取り、全社総会で表彰もされました。
社会人になってから初めて大きな目標を達成することができ、充実した毎日を送るも
その一方で誰からも批判されない環境に疑問を持つようになりました。

(全社表彰式のひとコマ。若い・・・)

「この環境にいては成長が止まってしまう」
そう考え、マネジメントの仕事に挑戦しようと株式会社就活キャリアへの転職を決意しました。
それから今日まで新卒学生様の就職活動の支援に約8年間携わってきました。

私が考える人材業界の課題

ここでは私が個人的に人材業界や採用という業務感じた問題点をお話したいと思います。

■採用担当の仕事が多すぎる!

日本の99%は中小企業です。
大企業で採用チームが組織化されていればいいのですが
中小企業の場合、採用の仕事は他の仕事と兼任しておこなっている会社が多く
採用担当者の仕事は多岐に渡ります。
例えば、各媒体に掲載する原稿の入稿や応募者のチェック、面接日程の調整、面接対応、合否連絡、スカウトメール配信、入社手続き、会社説明会などがあります。

売り手市場の状況が続く中で企業が自ら「運用」しないといけないことは膨大になっています。
人事や採用業務に携わった人であればわかるかもしれませんが、
日程調整と書類選考していたら1日終わってしまった、なんてこともザラにあるはずです。

■候補者ファーストのUXになっているか?

日本の新卒採用は、約60万人の学生が一斉に動く独特の方法で進みます。

一斉に企業にエントリーし、1社1社違うフォーマットの書類を提出し
何回も面接に参加し、入社する会社を決めていきます。
終身雇用の時代には、何度も会うことで会社とのマッチング度を
測るために必要だったのかもしれません。

新型コロナウイルスの影響で、これまでの対面形式中心の就職活動から
オンライン上で説明会や面接に参加することが多くなりました。
経済的な負担が少なくなり、時間を効率的に使えるようになった一方
オンラインで完結させることが候補者にとって本当にいいものか
考える必要はあると感じています。

■「書類選考」の目的ってなんだ?

オンライン化が進んだことで、学生一人が応募する社数は増えました。
学生は会社ごとに違うフォーマットを何度も推敲して提出しないといけません。
1枚の履歴書作成するのに、平均2時間かかると言われています。

人材紹介に携わる中で、
「興味はあるが、書類が期限までに書けないので選考を辞退します」
という学生の声を何度も耳にしました。

一方で、企業側は応募者が増えたことで書類選考に割く時間が増えます。
ただ、受け取った紙やPDF形式の履歴書から何が分かるのでしょうか?

《履歴書からわかること》

  1. 応募された方の経歴
  2. 自己PR学生時代に力を入れたこと
  3. 顔写真

限られた情報の中で判断しないといけないため、応募が殺到する大手企業では
学歴や性別などで選考結果が左右される「フィルター」も存在すると言われています。

高度経済成長期の集団就職の時代からアップデートされていない履歴書を
学生・企業の双方のニーズに合わせて再定義する必要があるのではないかと考え
今回Muni(ムニ)をリリースしようと考えるようになりました。

Muniで実現したいこと

 

■Muniの特徴■

  1. スマホだけで作成可能。移動時間や隙間時間を有効活用できます。
  2. 最大3パターンの履歴書を作成・保管できます。応募業界や職種ごとの使い分けも可能です。
  3. 履歴書と一緒に1分間の自己PR動画を最大4本まで送付することができます。

 

「みんな一緒」が重宝されていた高度経済成長期から
「自分らしさ」を重視する多様性を尊重する時代に社会は変わっています。

私たちが1日にみる情報は、平安時代の人の一生分とも言われています。
SNSによって、個人が持つ力は政治やジャーナリズムを動かすほど大きくなりました。
AI技術などのテクノロジーの進展によって、私たちの仕事はより効率化・高度化されています。

就職活動はどうでしょうか?
みんな同じようなスーツを着て、同じような事を面接で話して・・・
70年前と何も変わっていません。

「就職活動は自分らしさをアピールする場であるはずなのに」

と違和感を覚えました。

皆さんが一番輝いていた瞬間をもっとアピールしやすくなるように。
気になる会社に応募しやすくなり、沢山の企業様と出会えるように。
時期に関係なく、いつでも企業の選考に応募できるように。

Muni はそんな想いを込めて作りました。
ベータ版ということあり、使いづらい箇所もあるかもしれませんが、ぜひ一度ご利用ください!

 

使用していてご意見・ご要望などございましたら
何なりとお申し付けください。改善に努めてまいります。
ここまでお読み頂き有難うございます。

2022年6月吉日
株式会社unimuni 
代表取締役 中島直樹